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皮膚(お肌)ってどんな構造になっているの?



皆様、お肌は表面だけ気にしていたら大丈夫だと思っていませんか?
いつも私たちが見ている表面のお肌は厚さ1.5~2.0㎜しかないのです。
本日は実は奥深い「お肌の構造」についてご紹介させていただきます。

目次

皮膚(肌)とは

皮膚は「肌」とも呼ばれ、私たちの身体全身を覆い、生命活動を守る人体最大の器官です。

例えば、暑い時に汗をかくことで水分を出し、体温を適切な温度に保つことや、
痛みやかゆみを感じることで体を危険から守る役割をも果たしています。

お肌の構造

基本的な役割を踏まえたうえで、お肌の構造を掘り下げていきましょう。
大きく分けて3つの層から成り立っております。

表皮

3層構造の中でも最も外側で、スキンケアにおいても重要な部分になります。
厚さは約0.02㎜ですが、身体の部位によって異なっており、
足裏や手拳は厚く、目の周りは非常に薄くなっております。

表皮はさらに4つの層に区別されます。
表面から角質層、顆粒層、有棘層、基底層の潤に構成されます。

主に基底層で表皮の細胞が作られ、作られた細胞は細胞分裂によって
形を変えながら、基底層から有棘層→顆粒層→角質層へと細胞を押し上げ移動していきます。
そして最終的には皮膚の最外部へ移動し、アカやフケとなって剥がれ落ちていきます。
ここまでが基本的な表皮の機能となり、この過程をターンオーバーとも呼びます。

では、さらに表皮と呼ばれる4つの層について詳しく掘り下げていきましょう。

角質層

表皮の最も外側にあるのが角質層になります。
角質細胞が規則的に数層から10層以上に重なってできております。
そして死んだ細胞で表面からアカとなって剥がれていきます。
通常この層では15%~20%の水分を含んでおり、その他ケラチンや保湿成分
などで構成されており、水分保持機能やバリア機能としての役割がございます。

また、水分が10%以下になった状態を乾燥肌といいます。
角質層がなくなると外界から保護されなくなる為、24時間以内に生命活動の維持が
できなくなるといわれております・・・・。

顆粒層

顆粒細胞という細胞で構成されており、2~3層からなりたっています。
細胞の中にガラス質状の顆粒を含んでいるのが特徴で、
紫外線を反射させ深部にはいるのを防ぐ働きがあります。

有棘層

基底層のすぐ上にある層で、有棘細胞で構成されております。
細胞と細胞がトゲで結ばれているように見えるためこのように呼ばれています。
表皮の中では最も厚い細胞で、ランゲルハンス細胞という免疫に関与した細胞が存在しています。
細菌や花粉、ダニなどの異物の侵入を体内に知らせる役割をもっています。

この層では細胞と細胞の間をリンパ液がながれ栄養を運ぶ役割をしています。

基底層

基底層を構成している主な細胞は、基底層細胞と呼ばれる表皮ケラチノサイトで
基底層全体の95%を占めています。
また基底層には、シミなどの原因にもなりうるメラノサイトが5%ほど存在します。

真皮

真皮は表皮の下にある厚い層です。
皮膚の大部分を形成しており、肌のハリ、柔らかさ、弾力に関連しています。

真皮には線維芽細胞や肥満細胞が存在しています。
線維芽細胞はコラーゲンやエラスチンをつくる細胞で
肌のたるみやハリ感に関係している細胞です。
肥満細胞は、免疫系に関与する細胞です。

近年では、真皮層に働きかけることができるスキンケアも多く出回っております。

まとめ

お肌の構造はいかがでしたでしょうか?
スキンケア選びなどの参考にもよかったらしてくださいね。

最後までご覧いただき誠にありごとうございました。
お肌の構造以外にも美容などに関するブログをアップしています。
ぜひそちらも合わせてご覧くださいね。



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