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奥が深い、知らないとはもう言えない!幹細胞コスメの真実



幹細胞入りコスメやヒト幹細胞というお言葉は

美容がお好きな方や、エステサロンに行かれたことがある方聞いたことがあったり、

実際にヒト幹細胞入りのスキンケアなども使用したことがあるのではないでしょうか?

美容業界においてはもう欠かせない存在になってきています。

そんな(ヒト)幹細胞いまさら知らないなんて言えない・・・そんな方々にも

分かりやすいようにまとめました!ぜひ最後までお付き合いください。

目次

幹細胞の種類

ヒト幹細胞をご説明させていただく前に幹細胞といっても種類があるのはご存じでしょうか?
大きく分けて3種類ほどあり、ヒト由来・植物由来・動物由来の3つです。
では今からそれぞれどのような部位から採取され、使われているのかご説明します。

ヒト幹細胞

「ヒト幹細胞」とはヒト由来の幹細胞になります。医療や美容においてよく使われるのは、ヒトの皮下脂肪から採取した脂肪由来の幹細胞になります。再生医療におけるヒト幹細胞の研究はすすんでおり、年々進化しています。また、スキンケアなどによく使用されているのはヒト幹細胞培養液というものです。次章でヒト幹細胞培養液については詳しくご説明しますね。

植物幹細胞

植物における幹細胞は栄養成分が豊富で、細胞分裂が活性化している場所である趣旨の中や根の先端、茎の付け根といった植物の生長に重要な部位に存在し、様々な細胞に分化させる能力があります。
植物幹細胞には抗酸化力や、保湿力が期待でき動物由来の成分が苦手な方にはオススメです。

動物幹細胞

ヒトの皮膚幹細胞と構造が似ているといわれている羊や豚、馬といった動物の胎盤から摂取された幹細胞が用いられることが多いです。またヒトの皮膚に塗布して細胞の活性化が期待できるといわれております。しかしながら、アレルギーを発症するリスクも否定できず、安全性の面から国内ではまだあまり流通されていません。

ヒト幹細胞の種類

幹細胞の種類をご理解いただいたうえでお次にヒト幹細胞の種類をご紹介します。
ヒト幹細胞にも医療・美容業界においては大きく分けて3種類ございます。

体制幹細胞

私たちの身体の中に元からある幹細胞になり、ヒト由来の幹細胞になります。脂肪や骨髄に多く、色々なものに変化することができる細胞となります。

胚性幹細胞

ヒトの受精卵由来のものになります。別名「ES細胞」ともよばれており、ヒトの受精卵から取り出して培養していくものになります。実験などで用いられることの多い細胞となります。

人口多能性幹細胞

有名なものですとノーベル賞も取った「IPS細胞」などになります。こちらは人間の細胞を遺伝子操作し何にでもできる細胞を作ったというのが「IPS細胞」となります。

幹細胞のはたらき

幹細胞とはおもにどういう役割があるのかご説明します。
幹細胞が分解したり、増殖する際はそれだけではなく色々な成分、刺激物質を出したりするはたらきもあります。
例えば炎症を抑えたり免疫を調節したりもします。幹細胞自体が色々なシグナルを出すことによって体の免疫機構や炎症を抑える機構が調節されているということになります。このシグナルを出すはたらきを「サイトカイン」といいます。次章で幹細胞コスメをご説明するうえで大変重要なはたらきとなります。

サイトカインとは

サイトカインについてより詳しくご説明します。
サイトカインは細胞の中に情報を伝えるものになります。似たようなはたらきがあるものですとホルモンになります。
ホルモンが細胞にくっつくとその臓器からまた別のホルモンが出るといわれています。しかしホルモンは少し遠くの臓器にアプローチ、頭にある視床下部から出るホルモンが卵巣を刺激してそこで女性ホルモンを出したりします。
しかし、サイトカインは近くにいる細胞に分泌うる情報を伝えます。
自分がその細胞にくっつくことによって遺伝子情報が組み込まれ、細胞内で色々なシグナルを送りあって最後に炎症を抑えるなどといった動きができます。
有名な皮膚に関わるサイトカインですと「EGF」「FGF」「VEGF」などといった成長因子になります。

サイトカインは実は複雑に組み合わさっており、1個だけのサイトカインを細胞にくっつけたとしてもそれでいいというわけでもないのです。身体の中というのはサイトカインのバランスがあり、サイトカイン同士が上手く刺激をしたり、抑制をしたりとそのバランスが重要になってきます。なのでそのサイトカインがどうゆう風に出ているかということが大変重要になってきます。

ヒト幹細胞コスメ

ここでようやくヒト幹細胞コスメの説明に入らせて頂きます。
実はヒト幹細胞コスメと呼ばれているものにはヒト幹細胞そのものは入っていません。
製品の裏の表記などを見ていただくとわかるのですがヒト幹細胞培養液と記入してあると思います。
ではヒト幹細胞培養液というのは効果はあるのか、どういったものなのかご説明します。

ヒト幹細胞培養液

幹細胞を人間の手で培養をしていきます。その際に前章でご説明したサイトカインが培養した液に染み出すようなイメージです。少しお話はずれますが分かりやすくお伝えすると例えば、昆布をお水につけておくと出汁がじわじわとでてきますよね。それと同じです。つまり幹細胞という昆布があれば、培養液というのはお出汁にあたります。そのお出汁の中に細胞を活性化させたり、免疫を調節するようなサイトカインが多く含まれています。この出汁が幹細胞培養液と呼ばれるものになっています。

幹細胞自体が入ってないため肌の生まれ変わりには意味がないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、このお出汁の中には細胞を活性化したりといった様々なお出汁の素(サイトカイン)が入っているので意味がないとはいえないです。ただここで最も重要視するポイントはこの幹細胞となります。

幹細胞コスメを選ぶにあたって

先ほど幹細胞培養液は昆布出汁のイメージとお伝えしたと思うのですが、ということは良い出汁を出す為には昆布がすごく大事になります。また、良い昆布だったとしても一番出汁なのか二番出汁や三番出汁といった表現になってしましますが、何回も出汁を取ってしまった後のものなのかによって味も変わってくると思います。
それと同じように幹細胞培養液も同じ細胞を何回も使いまわしていないか、新鮮な幹細胞をちゃんとした培養液で培養するかで大きく変わってきます。

また、培地(幹細胞を培養する時に必要な寝床のようなところ)が違うと培養液も違ってきますしそれがお肌にもたらす影響というのも全然違ってきます。
そもそも新鮮な幹細胞を取ってくるのは医療機関や研究レベルでないとできないことになってきます。
幹細胞コスメが効くか効かないか、効果がないとは言い切れないですがその幹細胞培養液を培養している施設でしたりがどういうところなのかというのがすごく大事になってきます。
ですのでしっかりとした研究所があるスキンケアなどの製品を選ばれた方がよりいいと思います。

幹細胞コスメまとめ

幹細胞培養液というのは要はどのくらいのサイトカインがどれくらいの割合でどのくらいの量が入っているかが大事になってきます。つまり一番出汁が一番濃くて美味しい出汁が出るように幹細胞を培養する際にはきちんとフレッシュで良い培地だと細胞をサイトカインを沢山出してくれます。
ただ良い培地ではないとサイトカインをあまり出ません。なので重複してしまいますがしっかりとした研究所があり、そこが出している幹細胞入りの信頼のおけるメーカーを選ばれた方がいいと思います。

まとめ

本日は奥深い幹細胞とは、幹細胞コスメとは、という点などに着目しお伝えさせていただきました。
ヒト幹細胞入りコスメなどとうたっているものは数多くあると思います。その中でもご自身に合った、信頼のおけるコスメやスキンケアを選ぶひとつの基準になれば嬉しく思います。
最後までお付き合い頂きまして誠にありがとうございました。

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