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近頃、SNSなども見る機会が多いのではないでしょうか？
「炭酸パック」「炭酸ガスパック」「炭酸美容」など炭酸に着目した様々な美容アイテムが年々増えてきています。
美肌効果や血行促進効果が期待され、美容がお好きな方なら一度は聞いたことまたは
手に取って実際にパックなどをしたことがある方も多いと思います。
本日は炭酸美容の中でも特に注目されている「炭酸ガスパック」について詳しくお伝えしていこうと思います。
ぜひ、最後までお付き合いくださいませ。

目次

• ○  炭酸ガス（炭酸ガスパック）の役割
• ○  主な働きと効果
• ○  炭酸と炭酸ガスの違い
• ・炭酸
• ・炭酸ガス
• ○  炭酸ガスパックの種類
• ・①泡で出てくるタイプ
• ・②薬剤を混ぜるタイプ
• ○  まとめ

炭酸ガス（炭酸ガスパック）の役割

「炭酸ガスパック」の原点はスカーレスヒーリング（傷跡を残さない傷の治療）の実現を目指す研究によるものになります。痛みや副作用を伴うことなくきれいな外観を取り戻すための創薬研究の過程で「炭酸ガス」の効果に関する様々なデータが得られ炭酸美容におけるアンチエイジング効果が確認されました。

「炭酸ガス」をお肌にのせると「炭酸ガス」のマイナスイオンと皮膚のプラスイオンが働きバリア機能が少し緩みます。そして「炭酸ガス」がお肌（血中）に入っていくとそこではボーア効果といって、ヘモグロビンとくっついている酸素と二酸化炭素が交換され、ヘモグロビンが二酸化炭素とくっつきます。そしてその酸素自体が細胞内に入り込み細胞を活性化することがわかっています。

この炭酸ガスの働きを活用し、肌細胞のひとつひとつに酸素を送り込み自活力を高めることができるのが「炭酸ガス」のちからになります。

主な働きと効果

主な働きとしましてはお肌の新陳代謝が促されたり、傷を修復（細胞の活性化が行われるため）があります。また炭酸ガスには血管を拡張するという効果があり、血流がとてもよくなります。パックなどをしてお顔が赤くなるというのは炭酸ガス自体が細くなっていた血管を広げ広げた後に酸素を放出しその酸素が放出されることによって肌細胞活性化へと導きます。
なので医療の現場でも傷ができた際などに炭酸を使って治療をしていくという療法をしている先生などもいます。そういった意味でご説明すると、血行が促進することによって傷が修復する効果が高まったり、肌の新陳代謝が活性化することは確かにあります。また、炭酸ガスパックをすると肌ツヤがよくなったりですとか顔色が明るくなったというのは血行促進されることによってでる効果のひとつといえます。

炭酸と炭酸ガスの違い

よく炭酸パックと炭酸ガスパックの違いがわからない、また一緒だと思っていたなどといったお声を頂くことがあります。実際には少し違いがあるのでどう違うのかという点に着目してご説明します。

炭酸

ずばり炭酸とは二酸化炭素が水に溶けたもののことを指します。なので化学式で表すと炭酸はCO2になります。炭酸というのは水（H20）にCO2が混ざっているのでH2CO3となります。ですが結局思ずに溶かすなら一緒ではないか？と思われる方もいらっしゃると思いますがそこが大事なポイントになります。
基本的に二酸化炭素というのはお水に溶けにくいものになります。では、その際どうするかというとものすごい圧をかけてお水に溶かすようにします。また炭酸の場合は一気に圧をかけないとお肌にのせた際などに放出されてしまうので、例えば泡で出てきてお顔にのせたとしても炭酸の場合揮発してしまいます。

炭酸ガス

炭酸についてご理解いただいたうえで次に炭酸ガスについてご説明します。
炭酸ガスなのでCO2になります。二酸化炭素はお水に溶けにくいので圧をかけて水に溶かしていくと上記にてご説明しました。その際炭酸は一気に圧をかけないと揮発してしまいますが、より二酸化炭素の効果をお肌に感じたい時などはすぐに揮発するものではなく、ゆっくり放出されていく炭酸ガスの薬剤ではないとパックとしてはあまり意味がないと言えます。

炭酸ガスパックの種類

炭酸ガスパックといっても様々なタイプのパックがあるといえます。
いったいどういったものが効果的なのか、どうゆうときに最適なのか、
今回は3種類の違うタイプの炭酸ガスパックを比較しご説明します。

①泡で出てくるタイプ

プシュッーと押して泡で出てくるタイプのものです。例えば男性などが使う整髪料のムースなどにあたります。
恐らくこういったタイプのものには炭酸が使われていると考えます。なぜ泡で出てくるかというと噴射剤といってガスを入れて、泡にしています。一瞬泡になればいいだけなので高濃度でもないかと考えます。

なので泡で出てくるタイプのパックは本当に炭酸であって噴射剤を使用し、泡にして出した瞬間から炭酸が逃げていきます。炭酸として美容液の中に無理やり入れ込んでいるのでのせた瞬間から揮発していっていると考えます。

お手軽感はあるとは思いますが炭酸ガスのお肌に対する効果というのは少し薄いかもしれません。

②薬剤を混ぜるタイプ

基本的に酸性のものと塩基性のものを混ぜて炭酸ガスを発生させます。
薬剤を混ぜるタイプのものでも洗い流すタイプと固まって剥がすタイプのものがあります。

炭酸ガスを発生させる際に炭酸が逃げていかないように固めるという特許があります。固めると炭酸が外に出ていかないで、長時間パックの中に居続けることが可能になるので、よりお肌に炭酸ガスのいい影響が与えられると考えます。またパリパリになってしまってはいけないのでゲル状にして剥がすといった特許になります。

なので洗い流すタイプよりもより固まって剥がすタイプのパックのほうが高濃度に炭酸ガスも配合されているということが分かります。

では固まって剥がすタイプのものが全部高濃度なのかというとそうではなく、今のところ二つある薬剤が両方ともゲル状のものでないと高濃度の二酸化炭素をずっとパックの中に入れ込むということは難しいみたいです。

まとめ

今回は炭酸ガスパックについて詳しく解説いたしました。炭酸ガスとはなにか、また炭酸ガスパックといっても様々な種類がありそれぞれの効果などについて、少しでも知っていただけたら光栄です。
また多くのメーカーなどから炭酸ガスパックにあたるものは出ているかと思いますので、選ぶ時の参考にして頂けるといいかと思います。
しっかりと見極めてお肌により効果のあるものを使っていきたいですね。

最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。
その他にも美容に関する記事やお食事に関する記事など様々な観点から発信しておりますので、よろしければあおちらも一緒に併せてお読みください。

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